男性育休が言い出せない?上司タイプ別「説得テンプレ」で不安ゼロに|実体験&準備例つき

目次

📌 はじめに:男性育休、最大の壁は「言い出しづらさ」

育児休業を取りたい。でも、上司に言い出せない。 そんな悩みを抱える男性は少なくありません。

厚生労働省の調査(令和4年度「仕事と育児の両立に関する調査」)でも、 男性が育休を取得しなかった理由の上位に 「職場の雰囲気」「上司の理解不足」が挙げられており、その割合は女性との差が顕著です。

出典:令和4年度厚生労働省委託事業 仕事と育児の両立等に関する実態把握のための調査研究事業

仕事と育児等の両立支援に関するアンケート調査報告書 〈労働者調査〉(p115)
ミライママ

“取りたくても言えない”って…男性育休は上司への説得が一番の壁だね。

ユウキパパ

国の調査でも、男性が育休をしなかった理由として、「取得しずらい雰囲気・上司の理解を得られない」等の声は、女性に比べてとても多いよ。

この記事では、

この記事を書いた人:ユウキパパ

会社員として20年働きながら、思い切って1年の育児休業を取得。「お金・働き方・人生をどう選ぶか」を考え、本気で未来を変えていくと決めました。

このブログでは、男性育休を通じて、副業で夢を追いかける過程・投資で不安を減らす工夫・家族との毎日の気づきを発信しています


🧭 あなたの上司はどのタイプ?簡易診断チャート

ユウキパパ

どんな上司タイプかによって、説明の仕方も変わってくるよね。

ミライママ

冒頭のフローチャートで、上司のタイプをチェックしてみましょう。


📉 よくある上司の反応5選とタイプ分類

ユウキパパ

こんな上司の反応によってもわかるよ。

ミライママ

すごい独断と偏見だね。笑

上司の反応タイプ心の中イメージ
「前例がないぞ?」昭和マインド型「俺の時代にはなかった」
「回らなくなるぞ」業務至上主義型「チームの迷惑になる」
「本当に育児するのか?」共感・人情型「形だけじゃないの?」
「育休って何だ?」制度無関心型「詳しく知らん」
「そんなの評価に響くぞ」冷静な理屈型「昇進に影響ある」

次に、それぞれの説得法を解説します。


🛠 上司タイプ別:説得テンプレート

① 昭和マインド型

📌 説得のポイント:「時代の変化」「制度の後押し」「家庭の実情」

説得例:

ポイント:時代の変化+家族の事情+制度の流れ

「課長の頃と今では育児に対する考え方が変わっています。国も“男性育休の推進”を打ち出しています。実際、同じ部署の●●さんも育休を取って職場復帰しており、良い前例となっています。」

「産後は母子ともに体調が不安定なことが多く、どうしても自分のサポートが必要な状況です。家庭の事情をご理解いただけると助かります。」

「実は、厚生労働省の助成制度を活用することで、職場にもプラスがある仕組みになっています。概要資料もご用意しています。」

ユウキパパ

わかってもらえないなら、以下の方のように上の上司や、総務部門の方から説明してもらうようにするのもありですね。

② 業務至上主義型

📌 説得のポイント:「迷惑をかけない段取り」+「数字で見せる安心感」

説得例:

「「育休の取得希望期間は〇月〇日から〇月〇日です。プロジェクトの進行は●●さんと引き継ぎ済みで、進捗管理表も整えました。」

「万一の緊急時にはリモート対応も検討しており、対応フローや連絡ルートも事前に共有いたします。」

「また、育休取得により助成金制度が活用できることで、人件費の補填や企業評価の向上にもつながります。詳しくは人事部にも相談済です。」

③ 共感・人情型

📌 説得のポイント:素直な気持ち+家庭の事情

説得例:

「実は、妻が妊娠中から体調を崩しやすく、産後は育児と家事を一人でこなすのが難しい状態です。子どもや家族のためにも、今だけは自分が一緒にいる必要があると判断しました。」

「この職場で日頃からお世話になっていることへの感謝もありますし、復帰後はしっかりと恩返しできるような働き方をするつもりです。」

④ 制度無関心型

📌 説得のポイント:制度の説明を簡潔に+会社のメリットも添える

説得例:

「育休は法律で認められており、企業側の助成金制度もあります(厚労省:育児介護休業法)。短期間でも取得しやすい制度です。概要資料を共有してもよろしいでしょうか?」

厚生労働省の管理職向けのサイトも必要に応じて案内。

⑤ 冷静な理屈型

📌 説得のポイント:構造的な説明+会社メリットの提示

説得例:

「現時点で業務の棚卸しを行い、タスクごとに進行表と代替案を作成しました。引き継ぎは●●さんにお願いし、進行中の案件については状況報告の共有体制も整えています。」

「加えて、男性育休の取得は社外的にも“働きやすい企業”としての印象を高める要素になり、企業価値向上につながると考えています。」

「育休中も自己研鑽に努め、復帰後には業務効率化や改善提案にも貢献したいと考えています。」

📖 実体験:僕が育休を伝えたとき

僕が育休を申し出たのは、第3子の出産直前。 上司は典型的な「業務至上主義型」。

「本当に取れるの?」「誰が仕事やるんだ?」という空気が漂っていました。

でも、以下の4点を整えたことで、結果的にすんなり了承されました。

  • 取得期間の明確化(例:2ヶ月)
  • 引き継ぎの具体案(担当者・ToDo・資料)
  • 緊急連絡体制の整備
  • 家庭の状況を率直に伝える

妻の体調が不安定で、出産後は一人での育児が難しい。 自分が支えなければ家庭が成り立たない状況です。

すると、上司は少し黙った後、 「ちゃんと考えてるんだな。分かった」と。

“交渉”ではなく“対話”だったんだなと気づかされました。

男性育休は「交渉」じゃない、「共に働く人との対話」

最初は“説得”のつもりでした。でも本当は、“対話”だったんだと今は思います。

上司も同僚も、最初は戸惑っていただけ。誠意と段取りと、本気の気持ちを示せば、道は開けます。

ミライママ

ほんとに、パパがいてくれて助かったよ…ありがとう。


🎯 最後に:この記事を読んでいるあなたへ

育休を取るのは勇気が要ります。

でも、それは「家庭を守る責任を果たす」ことでもあります。

あなたの行動が、後輩や同僚の未来も変えるかもしれません。

まずは、上司のタイプを見極めることから。


この記事を参考に、ぜひ一歩踏み出してください。


\ あなたの育休、応援しています /

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