📌 はじめに:育休を取る前の最大の壁
男性育休、上司の心得
— NIKKEI リスキリング@おとなの学び (@nikkeireskill) March 1, 2022
「休まれるとつらい」本音はNG #イクボス #男性育休

休まれると辛いのが本音かぁ。
育休、取りたいけど…上司にどう言えばいいのか分からない。



“取りたくても言えない”って…男性育休は上司への説得が一番の壁だね。



国の調査でも、男性が育休をしなかった理由として、「取得しずらい雰囲気・上司の理解を得られない」等の声は、女性に比べてとても多いよ。
出典:令和4年度厚生労働省委託事業 仕事と育児の両立等に関する実態把握のための調査研究事業
仕事と育児等の両立支援に関するアンケート調査報告書 〈労働者調査〉(p115)
この記事では、実際に「上司をどう説得するか」で悩んだ私自身の体験も交え、
- ✔️ 上司のタイプ診断チャート
- ✔️ タイプ別の具体的な説得テンプレート
- ✔️ よくある反応5選(データ付き)
- ✔️ 感動的な実体験と乗り越え方
- ✔️ 読者がすぐにできる一歩
についてご紹介します!


会社員として20年働きながら、思い切って1年の育児休業を取得。「お金・働き方・人生をどう選ぶか」を考え、本気で未来を変えていくと決めました。
このブログでは、男性育休を通じて、副業で夢を追いかける過程・投資で不安を減らす工夫・家族との毎日の気づきを発信しています
🧭 あなたの上司はどのタイプ?簡易診断チャート



どんな上司タイプかによって、説明の仕方も変わってくるよね。



冒頭のフローチャートで、上司のタイプをチェックしてみましょう。


📉 よくある上司の反応5選とタイプ分類



こんな上司の反応によってもわかるよ。



すごい独断と偏見だね。笑
上司の反応 | タイプ | 心の中イメージ |
---|---|---|
「前例がないぞ?」 | 昭和マインド型 | 「俺の時代にはなかった」 |
「回らなくなるぞ」 | 業務至上主義型 | 「チームの迷惑になる」 |
「本当に育児するのか?」 | 共感・人情型 | 「形だけじゃないの?」 |
「育休って何だ?」 | 制度無関心型 | 「詳しく知らん」 |
「そんなの評価に響くぞ」 | 冷静な理屈型 | 「昇進に影響ある」 |
次に、それぞれの説得法を解説します。
🛠 上司タイプ別:説得テンプレート
① 昭和マインド型
"男性は"育休いらないでしょみたいな簡単な二元論の話をする人って、世の中の背景や原因→結果という考え方はせずに、俺の思想・先入観の正しさを証明→理由付けという思考の流れが基本的に逆なので、自分の考えの正しさを裏付ける意見以外は納得しない。
— ちぃぱぱ (@chiipapa4554) May 30, 2024
故に説明するだけ無駄。
📌 説得のポイント:「時代の変化」「制度の後押し」「家庭の実情」
説得例:
「課長の頃と今では育児に対する考え方が大きく変わっています。政府も“男性の育児参加が必要不可欠”と明言しています。」
「実際、産後すぐの時期に家族の支えが必要で、どうしても僕が家にいないと家庭が成り立ちません。」など。



わかってもらえないなら、さらに上の上司や、総務部門の方から説明してもらうようにするのもありですね。
✨育休取得に向けた取り組み✨
— となりー (@tonarylabo) February 4, 2022
上司包囲網編
①最速で上司と人事に育休取得を伝える(安定期待たない)
②周囲にアピール
〜異動〜
③職場で育休取得宣言、同僚を味方に
④人事を味方に(書類説明時)←イマココ
⑤上司の上司を味方に
⑥上司説得
⑦書類作成と承認
敵とか味方💨異動が原因だなぁ…
② 業務至上主義型
男性育休9カ月希望、面談で上司が放った許せない言葉 妻は激怒したhttps://t.co/S4qhICLDSP
— 朝日新聞デジタル速報席 (@asahicom) June 28, 2022
「9カ月? そんなに長いの? せいぜい1カ月くらいかと思ってた」
上司に育休の相談をした30代の男性。
1時間近くの面談で、今も記憶から消せない言葉がいくつもあったといいます。 pic.twitter.com/OvBDKhl0z1
📌 説得のポイント:「迷惑をかけない段取り」+「数字で見せる安心感」
男性育休を取りやすい空気は
— 一之瀬さちお@子どもが幸せをくれる (@wlb_ichinose) February 9, 2023
上司も部下も早めに一歩踏み込んだ会話がお勧め。上司も取らせてあげたいが業務をどうするか不安。部下は周囲の反応を気にしつつ勇気を振り絞って相談。お互いに不安なんです。相談時を最初の会話にするのではなく、日頃から育児や育休について話してみては。#男性育休
説得例:
「○月〜○月の間、育休を取得したいと考えています。プロジェクト進行は●●さんと調整済みで、進行表と引き継ぎメモも共有済です。万が一のときは連絡体制も整えてあります。」
③ 共感・人情型
『奥さんにもっと頑張ってもらって』育休を取る相談をした時の上司からの一言。もっと頑張れ?いやいや、もう日々頑張ってるよ。育休取ることは奥さんが楽するためじゃない。かけがえのない『今』を大切にしたいだけや!この言葉から反骨心が生まれ絶対取ってやる!と掴んだ育休の話。会社を変えるぞ👍
— たけゆうパパ (@takeyupapa) November 18, 2020
📌 説得のポイント:「家庭の事情を素直に伝える」
説得例:
「実は、妻が持病を抱えており、産後直後の生活に不安があります。今だけでも、自分が家庭を支えたい。お言葉に甘えるようで恐縮ですが、ご理解いただけるとありがたいです。」
④ 制度無関心型
上司は男性育休義務化を知らない…
— イクダン@ 男性育休長期取得への道 出版 (@IkukyuD) July 19, 2022
先日、男性育休取得について小学校の教員の方から相談を受けた。今年度に入り、妊娠の報告をしたが、育休取得について聞かれなかった。だから、自分から伝えた。すると、期間を短くして欲しいと言われた。
これが現実。https://t.co/P7Tydtmd6L
📌 説得のポイント:「制度の説明を簡潔に+損をしない根拠」
説得例:
「育休は法律で認められており、企業側の助成金制度もあります(厚労省:育児介護休業法)。短期間でも取得しやすい制度です。概要資料を共有してもよろしいでしょうか?」
厚生労働省の管理職向けのサイトも必要に応じて案内。
⑤ 冷静な理屈型
男の育休について出世がどうとか同じチームにいてほしくないとかさまざまなツイートが流れてくる。同期♂に「育休3ヶ月とろうとしたら上司にすげえ嫌な顔されて詰められた」と相談されたので「嫁にあなたは助けてくれなかったよねと一生言われんのとどっちがいい?」って返したばかりのぼくであった。
— いわんこくん♡ (@otaku_dead4545) May 30, 2024
📌 説得のポイント:「定量的説明とリスクヘッジ」
説得例:
「一時的な人員減にはなりますが、代替体制・業務棚卸・進行管理など全体構造は整理済みです。会社としても“男性育休取得を推進している”という姿勢を社会に示すチャンスだと思っています。」
📖 実体験:言い出せなかった僕が、育休を取るまで
【僕の場合】育児休暇の取得環境
僕が育休を考えたのは、第3子が生まれる直前。
でも、うちの部署は年中人手不足で、同僚の誰も育休を取ったことがない。
上司は「業務至上型」。
「本当に取れるの?もし断られたらどうするの?」
家庭では、妻がつわりで体調も不安定になり、産後のサポートはどうしても僕が必要な状況。
何度も迷って、Xでも調べた。「男性育休、言い出せなくて取れなかった」という投稿があふれていた。
育休取りたかったけれど…職場に言い出せず後悔の念(秋田魁新報)
— 花咲うさぎ♡C-C-B&笠浩二推し♡ (@hanausapink) November 19, 2023
>「大変な時期に育休をしっかり取れなくて、妻に申し訳ない思いは少しある。家事育児を積極的にやりたい」
育児取得できなくても、普段から家事や育児に積極的に関わって欲しいと思います😃https://t.co/LWKRXqawfd
こんなに多くもママがパパに育休をとってほしいと思っているのに、なかなか言い出せずにいる💦
— シカゴリラ@パパの育児や育休(#パパ育) (@chicagoriller) July 15, 2021
パパさん、ママさんに育児を押し付けていませんか!?#男性育休 #パパ育 #男性育休アンケート
「男性の育休」に関するアンケートレポート【ママ編】 https://t.co/DF0ZJfmqrm
そこで、僕は“感情”だけでなく“段取り”と“データ”で伝えると決めました。
実際に上司に伝えた内容
そこで考えたのは以下の手順。
- 取得期間の明確化(2ヶ月間)
- 業務の引き継ぎ担当とスケジュール
- 緊急連絡体制
- 業務棚卸表とToDoリスト



育休は権利だけど、ちゃんと職場に迷惑をかけないように調整するのが、職場の方への思いやりも大切だよね。



できるだけ丁寧な引き継ぎ、準備をして、迷惑をできるだけかけないよう配慮したよ。
以下の引き継ぎ資料のテンプレがとても参考になりました。
育休中の男性が、上司の説得に使ったプレゼン資料のひな型 http://t.co/J713Xk2mxc を公開!ぜひ役立ててほしいと、快くご了解いただきました。 #socialA http://t.co/xrCnzkGKt2 #socialA0828_1
— 朝日新聞「働く」取材班 (@asahi_hataraku) August 29, 2013
そして、僕は家庭の状況を静かに、率直に伝えました。



妻が体調を崩しやすく、産後は育児と家事が一人では難しい状況です。
どうしても、僕がそばにいる必要があります。
すると上司はしばらく沈黙した後、こう言ってくれました。
…分かった。それは大変だね。
ちゃんと準備してくれてるなら、応援するよ。
男性育休は「交渉」じゃない、「共に働く人との対話」
最初は“説得”のつもりでした。でも本当は、“対話”だったんだと今は思います。
上司も同僚も、最初は戸惑っていただけ。誠意と段取りと、本気の気持ちを示せば、道は開けます。



ほんとに、パパがいてくれて助かったよ…ありがとう。
🎯 最後に:この記事を読んでいるあなたへ
育休を取るのは勇気が要ります。
でも、それは「家庭を守る責任を果たす」ことでもあります。
あなたの行動が、後輩や同僚の未来も変えるかもしれません。
まずは、上司のタイプを見極めることから。
この記事を参考に、ぜひ一歩踏み出してください。
\ あなたの育休、応援しています /
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