「育休、半年にするか、それとも1年にするか…」
これは僕自身、何度も考えては悩んだテーマでした。
職場への影響や収入面、キャリアへの不安…。
それでも最終的に1年間の育児休業を選んだ僕が、今はっきりと言えるのは、
「絶対に1年取った方が良い」ということ。
なぜそう思うのか?
そして実際に感じたデメリットも、包み隠さずお話しします。

会社員として20年働きながら、思い切って1年の育児休業を取得。「お金・働き方・人生をどう選ぶか」を考え、本気で未来を変えていくと決めました。
このブログでは、男性育休を通じて、副業で夢を追いかける過程・投資で不安を減らす工夫・家族との毎日の気づきを発信しています
育休期間、半年と1年で何が違うの?
内容 | 1ヶ月 | 半年 | 1年 |
---|---|---|---|
家族基盤 | 変化を感じにくい | 作り始めた段階 | しっかり形になる |
子どもの成長 | 寝ていることが多い | 首すわり・寝返り中心 | つかまり立ち |
現職への影響 | 影響は少ない | 評価やブランクが不安 | 評価やブランクが不安 |
自分の学び | ほぼできない | 少し難しい | しっかり時間を確保 |
給付金の目安 | 80%(手取り約10割) | 67%(手取り約8割) | 50%(手取り約6割) |
※育児休業給付金には税金や保険料がかからないので、手取りは違ってきます。

半年か1年か、本当に迷うなぁ…。
収入も減るし、仕事もついていけなくなるかもだし、1ヶ月という選択肢も…。



でも、今しかない時間でもあるよね。
半年って、本当にあっという間かも…。



そうだよね。子どもの成長って早いし…。
半年じゃきっと「もう少し一緒にいたい」って思う気がする。



だったら思い切って1年取ってみてもいいんじゃない?
たぶん10年後に振り返ったら「取ってよかった」って思えると思うな。
育休を1年取る3つのメリット
メリット① 家族の基盤を作れる
半年までの育休も、もちろん価値があります。
ただ実際には、生活リズムがようやく安定してきた頃に職場復帰のタイミングが重なるんです。
- 赤ちゃんの生活リズム:生後4〜6か月で整い始める
- 離乳食:生後5〜6か月でスタート
- 奥さんの心身の回復や家族の生活再設計も半年頃から本格化
本当の意味で「子育てが面白くなる」「夫婦で新しい生活をつくる」時間は、半年を過ぎてから訪れます。
赤ちゃんが、生後半年〜1年の間にも、
- 夜泣きや離乳食
- 病気や通院
- 保育園準備や入園
など、生活の大きな山が何度も来ます。
これが「家族のチーム感」や「夫婦の絆」を強くしてくれます。
メリット② 自分自身の価値観が変わる
半年と1年では、見える景色が本当に違います。
- 子どもの成長をそばで見られるのは一度きり
- 家族と生きるという価値観を本当に理解できた
赤ちゃんは半年から急に表情が増え、言葉や動きがぐんぐん発達します。
一番面白い時期を、間近でずっと見られるのはかけがえのない体験です。



家族と生きるって、こうゆうことか!
半年ではわからなかった価値観の変化を感じます。
- 仕事だけが人生じゃない
- 子どもに与える喜び
- 家族のために考え行動する責任感
これは一生の財産です。
子どもとの時間を通して、人生の優先順位が変わります。
メリット③自分の将来のために学ぶ時間が持てた
育休中は家事・育児が中心になるとはいえ、仕事に追われていた頃には考えられなかった
例えば、
- 副業や起業の勉強
- 資産運用・投資の学び
- スキルアップのための各種講座
など、これからの時代を生きる上での「第二のキャリア準備期間」にもなります。
子どもと過ごしながら、自分自身の人生の幅も広げられるのは、1年という期間だからこそできることです。
育児休業を1年取る3つのデメリット
デメリット① 給付金が減額になる
多くの場合は、育児休業給付金は、最初の6か月間は「賃金の67%」、その後は「50%」に減ります。
つまり、1年間フルで取ると、後半の半年は収入が大きく減るという現実があります。
特に住宅ローンや教育費など固定費が多い家庭では、この減額は大きな負担になることも。
ただし、住民税や社会保険料が軽減される場合もあり、思ったより手取りは減らないケースもあります。
一度、家計シミュレーションをしてみるのが大切です。
デメリット② 仕事から長く離れてブランクができる
特に1年という長期間は、
- 職場の人事異動や体制変更
- 業務内容やツールの変更
- 自分の勘やスピード感
こうした点で「ついていけるかな」という不安は現実的にあります。



復職したときに「浦島太郎状態」になるかも・・・
という心配は、僕自身もありました。
デメリット③ 職場の理解・評価面の不安
- 長期間休むことで周囲に負担をかける
- 評価や出世に影響するかも
- 「男がそこまで休むの?」という空気
特に男性育休がまだ少数派の職場では、こうした空気を感じることもあります。
ただし近年は国の後押しもあり、「育休を取る=マイナス評価」という時代では徐々になくなりつつあります。
それでも僕が1年間の育休をおすすめする理由
お金は夫婦次第で長期的にはプラスにできる
育児休業を取ると、収入は確かに減ります。
半年を超えると給付金も減額され、「やっぱり痛いな…」と感じるのは当然です。
でも、その時間はただの“休み”じゃありません。
例えばパパ自身が副業や事業に関するスキルを学んだり、ブログを書いたり。
あるいはパパが育児を担うことで、ママが外で生き生きと働くチャンスを作ることもできる。
目先の減収はあっても、家族全体で中長期的に見れば取り戻せるし、むしろプラスになることだってあります。
将来のキャリアを変える力がある
確かに、1年間の育休には
- 給付金減額という金銭的デメリット
- 仕事へのブランク
- 職場での立場への不安
など、リスクもあります。
一方で、中年になった今、副業や自己研鑽に時間を使う、といった
人生を変える本気の挑戦ができる、最後のチャンスかもしれないのです。
最後に【10年後に振り返ったら「取ってよかった」って思える】
それでも僕は、「一度きりの大事な時期だからこそ、迷うなら長く取る」をおすすめします。
子どもはあっという間に大きくなるし、家族の形は一度しか作れません。
仕事に追われず、学生時代のように思いっきりやりたいことにチャレンジすることもできます!
半年しか取らず「もっと一緒にいたかった」と後悔するより、1年取って後悔する方がずっと少ないと感じています。
迷っているなら、一度夫婦でじっくり話し合ってみてください。
未来のあなたが「本当に取ってよかった」と思える日が、きっと来ますよ。
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