
法律関連の業務に関わる仕事で20年働いてきた会社員。
1年間の育休を取得して「お金・働き方・人生の選択」を本気で見直しました。
このブログでは、男性育休のリアル、障害児家庭の資産形成、40代から未来を変える挑戦を発信しています。

「育休って、結局みんな何ヶ月くらい取っているの?」
「1年休むとキャリアに響く? でも半年だと早すぎる?」
育休の期間選びは、その後の「お金」「保活」「キャリア」すべてに直結する重要な決断です。
なんとなくで決めてしまうと、保育園に入園できなかったり、家計が想像以上に苦しくなったりすることも。
本記事では、最新のデータと制度に基づき、あなたにとっての「最適な育休期間」を見極めるポイントを解説します。
統計と制度から見る「男性育休」の現在地
育児休業取得率の推移
厚生労働省の「令和5年度雇用均等基本調査」では、男性の取得率は30.1%まで上昇しました。

女性育児休業取得率の推移

※調査の概要(クリックしてね)
令和3年 10 月1日から令和4年9月 30 日までの1年間に配偶者が出産した男性のうち、令和5年 10 月1日までに育児休業(産後パパ育休を含む。)を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む。)の割合は 30.1%と、前回調査(令和4年度 17.13%)より 13.0 ポイント上昇した
ミライママ男性の育休を取る人の割合が急上昇してるんだね!



最近職場でも、1ヶ月くらい取るのは普通になってきてる。
身近で取っている人、増えてる実感あるなぁ。



じゃあ期間はどうなの?



じゃあ取得期間についても見てみよう。
育児休業の取得期間の推移
期間は「2週間未満」が依然として多いものの、国は「産後パパ育休(出生時育児休業)」による分割取得を推進しており、パパが育児の主軸を担う期間は長期化の傾向にあります。




※調査の概要(クリックしてね)
男性は「1 か月~3か月未満」が 28.0%(令和3年度 24.5%)と最も高く、次
いで「5日~2週間未満」が 22.0%(同 26.5%)、「2週間~1か月未満」が 20.4%
(同 13.2%)となっており、2週間以上取得する割合が上昇している



男性育休、長く取る人も増えてきているのがわかるね。



職場でも、僕以外にも半年取る人が1人、1年取る人が1人いたよ。
制度上、男性が1年休むことによる直接的なデメリット(解雇や不利益な取り扱い)は法律で禁じられています。
男性育休、期間はどう決める?「1年取得」の価値と、後悔しないための現実的判断基準
男性育休の取得期間のメリット・デメリット比較表
それでは、あえて「1年」という長期取得を選択する意義と、その際に考慮すべき現実的なトレードオフについてみていきましょう。
| 内容 | 1ヶ月 | 半年 | 1年 |
|---|---|---|---|
| 家族基盤 | 変化を感じにくい | 作り始めた段階 | しっかり形になる |
| 子どもの成長 | 寝ていることが多い | 首すわり・寝返り中心 | つかまり立ち |
| 現職への影響 | 影響は少ない | 評価やブランクがやや不安 | 評価やブランクが不安 |
| 自分の学び | ほぼできない | 少し難しい | しっかり時間を確保 |
| 給付金の目安 | 80%(手取り約10割) | 67%(手取り約8割) | 50%(手取り約6割) |
※育児休業給付金には税金や保険料がかからないので、手取りは違ってきます。



半年か1年か、本当に迷うなぁ…。
収入も減るし、仕事もついていけなくなるかもだし、1ヶ月という選択肢も…。



でも、今しかない時間でもあるよね。
半年って、本当にあっという間かも…。



そうだよね。子どもの成長って早いし…。
半年じゃきっと「もう少し一緒にいたい」って思う気がする。



だったら思い切って1年取ってみてもいいんじゃない?
たぶん10年後に振り返ったら「取ってよかった」って思えると思うな。
1年取得の価値
「1年取得」には、短期取得では得られない決定的なメリットがあります。
- 「手伝い」から「当事者」への脱却
1ヶ月程度の育休は、ママのサポートで終わりがちです。しかし、1年という期間があれば、ママの復職や体調不良時にも「自分一人で完全に回せる」スキルが身につきます。 - 「一生モノ」の信頼関係
子どもが歩き、言葉を話し始める1歳までの成長を共に過ごすことは、その後の数十年にわたる親子・夫婦の信頼関係の土台となります。これは、産後うつの予防など、家族の安全保障にも直結します。 - やりたいことの挑戦
忙しい中で、自分がやれなかったやりたいことに挑戦できる。
現実的な障壁:1年取得を選択する前に考えるべきこと



一方で、1年の取得には慎重な検討が必要な「現実」も存在します。
これらを無視して長期取得を強行することはおすすめできません。
① 経済的なシミュレーション
育児休業給付金は、180日を境に「67%」から「50%」へと下がります。
- 対策: 社会保険料の免除を含めれば手取りの約6〜8割は維持されますが、ボーナスの算定基準などは会社により異なります。事前に家計への影響を詳細に試算しておく必要があります。
② キャリア形成への影響と心理的ハードル
「昇進への影響」や「専門スキルのブランク」が不安になるのは、プロフェッショナルとして当然のことです。
- 対策: 休業中にリスキリング(学び直し)を行う、あるいは定期的に職場と情報交換を行う「つながり維持」が有効です。
③ 「保活」との兼ね合い
パパが1年休む場合、その復職タイミングで保育園に入れるかどうかが重要です。
- 注意: 激戦区では「パパが休んでいるなら家で見られるはず」と入園選考で不利になるケースは稀ですが、4月入園のサイクルから外れると復職が難しくなるリスクがあります。
納得感のある期間選びのためのチェックリスト



最終的には以下の3点を夫婦で話し合って決めるのがおすすめです。
- 家計: 給付金が50%になっても生活を維持できるか?
- キャリア: 復職後に期待される役割と、ブランクの埋め合わせをどう描くか?
- パートナーの意向: パートナーはいつ復職したいのか? パパ・ママ育休プラスを使って1歳2ヶ月まで延ばす必要はあるか?
結論:1年は「投資」であり「勇気ある選択」
「1年」の育休は、短期的には仕事のブランクや収入減を伴います。
しかし、人生100年時代における「1年」という投資がもたらす家族の絆と経験は、それ以上の価値を生む可能性を秘めています。
男性育休の取得の制度的な後押しがある今、会社の状況や家庭の財布と相談しつつ、「可能であれば1年」という選択肢を、ぜひ真剣に検討してみもよいかもしれません。




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