
法律関連の業務に関わる仕事で20年働いてきた会社員。
1年間の育休を取得して「お金・働き方・人生の選択」を本気で見直しました。
このブログでは、男性育休のリアル、障害児家庭の資産形成、40代から未来を変える挑戦を発信しています。
最近、妻に「アフターフォローセッション」というサービスを始めてもらいました。
心の内面を描くアートを描いたあと、心の変化や悩みを一緒に整理するセッションです。
「へえ、いいサービスだね」で終わればただの宣伝記事なんですが……
実はこのサービス、昔からずっと妻が「無料で」やってきたことがベースになっています。
そして、これがなかなか興味深い話でして。
「人の相談に乗る」ことを仕事にするまでの過程には、「優しさが搾取される」あるあるパターンからの脱出劇があったんです。今日はその話を書きます。
無料でも、誰かの役に立てるなら嬉しかった。でも……

正直に言うと、ミライママは昔から「話を聞くのがうまい人」でした。
友人、元同僚、ママ友。
気づけば「ちょっと聞いてほしいことがあって」というLINEが、月に何件も届く。
お茶に誘われることもしばしば。
仕事の悩み、夫婦関係、子育てのモヤモヤ……
ジャンルはさまざまですが、共通しているのは「ミライママに話すと、なんかスッキリする」という声でした。
ミライママ頼られるの、嬉しいっちゃ嬉しいんだよね・・・。
そう言うミライママですが、実際は結構キツかったそうです。
- 長文の相談LINEに、寝かしつけ後の限られた時間で返信する
- 「今大丈夫?」と急に電話がかかってくる
- 深刻な相談ほど、返信に気をつかって何十分もかかる
- それでいて、対価は基本的にゼロ
「力になりたい」という気持ちと、「正直しんどい」という本音が、ずっとせめぎ合っていたそうです。
なぜ「無料」だと疲れて、「仕事」だと続けられるのか


ここで僕もミライママも、あらためて気づいたことがあります。



女性の相談って、終わりがないんですよね。
性格的に、いつも聞き役に回っていました。
時間の区切りもなければ、「ここまでは対応するけど、ここから先は専門家に」という線引きもあいまい。
人当たりの良い妻。頼るほうも「友達だから」と気軽に踏み込んでしまうし、頼られるほうも「お金をもらってないから」とは断りづらい。
結果、善意だけが一方的にすり減っていく構造になりがちなんです。
一方で、対価をもらう関係だとどうでしょうか。
- 60分なら60分、と時間がきっちり区切られる
- 「今日はこのテーマを話す」と、事前にゴールが決まる
- お互いに「対等な関係」として向き合える
- 相談する側も「ちゃんとお金を払ったから」と本気で向き合ってくれる
「無料だから遠慮なく」ではなく、「対価があるからこそ、ちゃんと向き合える」。この逆転の発想が、ミライママの中で腑に落ちた瞬間だったようです。
転機は「アートを描いたあとの悩み相談」でした


サービス化のきっかけは、オーラアート(心の内面を描くアート)の本業の中にありました。
心のアートって、描いて終わりじゃないんです。描いたあと、お客様から
「あの時の意味が少し分かってきた」
「今の自分は変わってきた気がする」
「次はどう進めばいいんだろう」
こういう声をたくさんいただくそうです。
つまり、絵そのものよりも「人生の悩みを相談したい」ということに本当のニーズがあったんですよね。
これ、まさに妻が昔から無料でやってきた「話を聞く」「寄り添う」ことそのものでした。
「自然に人付き合いの中でやっていたことが、実は一番求められていた価値だった」
これに気づいたとき、「じゃあ、ちゃんと形にしよう」という話になったんです。
「悩みに着目する」だけで、サービスは生まれ変わった


こうして生まれたのが、「アフターフォローセッション」です。
内容はシンプルで、オンラインなら60分1万円、直接会って話すオフラインなら90分1万5千円。
中身はこんな感じです。
- お客様の変化:描いたあとのお客様の変化や軌跡を振り返る
- 現在の心のチェック:今の心の状態やエネルギーの流れを確認する
- お悩み相談(1〜2テーマ):仕事・子育て・人間関係・夢など、今気になっていることをじっくり話す
- 次の一歩へのメッセージ:これからの方向性を一緒に整理する
昔の「無料相談」時代と大きく違うのは、「悩み相談」を「おまけ」ではなく、メインコンテンツのひとつとして正式に組み込んだこと。
これまでは「ついでに聞かれたから答える」だったものを、「悩みに向き合うことこそがこのセッションの価値」と明確に位置づけ直しただけ。
それだけで、同じ「話を聞く」という行為が、ちゃんと対価をいただける仕事に変わったんです。
告知しただけで、1週間で4件のお申し込みが


正直、始める前は「本当に需要あるのかな」と半信半疑でした。
でも、やったことといえば、インスタのプロフィールにチラシを1枚ピン留めしただけ。
広告を出したわけでも、大々的にキャンペーンを打ったわけでもありません。
それなのに、DMやLINEで直接「相談したいです」という連絡が届くようになり、1週間で4件のお申し込みが入りました。
これには僕たちも正直驚きました。
派手な集客をしなくても、「これは私が欲しかったものだ」と思ってもらえるものを作れば、ちゃんと届く人には届く。
ただ漠然と「何をやるか」と考えるより、「何に悩んでいる人へ、どう解決するものか」を明確にすることの威力を、身をもって実感した1週間でした。
夫婦の会話:「お金をもらうのは、悪いことじゃない」
サービスを始める前、ミライママにはひとつ迷いがあったそうです。



今まで普通にやっていた、ただ「話を聞く」ということに、お金を貰っていいのかな……
僕はこう答えました。



無料でずっと疲れながらやってたのって、結局誰も幸せになってなくない?
ちゃんと対価をもらうことで、ママも続けられるし相手とも本気で向き合える。それって、みんなにとっていいことだと思うけどな。
「優しさを仕事にする」ことに、後ろめたさを感じる人は多いと思います。
僕たちもそうでした。
でも、無理をして無料で続けて、いつか力尽きてしまうよりも、対価をもらってちゃんと続けられる形にするほうが、結局は多くの人を長く助けられる。
そう考えるようになってからは、迷いがなくなったそうです。
まとめ:「誰かの力になりたい」気持ちを、ちゃんと続けられる形に


もしあなたにも、「気づけばいつも人の相談に乗っている」「無料でやってることなのに、なんだかんだ時間を取られてしんどい」という経験があるなら。
それはもしかすると、すでに「あなたにしかできない価値」があるかもしれません。
大事なのは、才能や新しいスキルを一から身につけることじゃなくて、すでにやっていることに「ちゃんと名前をつけて、ちゃんと対価をもらう」こと。
ミライママの場合、それが「悩みに着目する」というひと言でした。
無料の優しさで自分をすり減らすのではなく、価値として届けて、続けられる形にする。
それが、結果的に自分にとっても、相手にとっても、いちばん優しい選択なんじゃないかなと思っています。



何か参考になることがあれば幸いです。


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